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重要地域「ホットスポット」で人の暮らしと自然を守ります
​​セルハル氏と彼のチーム。中央の青いシャツがセルハル氏。
CEPFの助成者の一人、レバノン自然保護協会(SPNL)のアサド・セルハル事務局長がイオン財団2018年度生物多様性みどり賞を受賞!

2010年に日本の公益財団法人イオン環境財団が設立した生物多様性みどり賞は、生物多様性の保全と持続可能な利用に関して顕著な活動をした個人を表彰する賞です。

CEPFの助成者は、常に自然保全活動の影の立役者です。

セルハル氏は40年来、レバノンの野生動物たちの生息地および生物多様性を保護するために活動してきました。良い政治状況下であっても保全活動は困難な仕事ですが、セルハル氏は15年間にも渡って続いていた内戦の最中であった1984年にSPMLを設立しました。

セルハル氏のみどり賞受賞は、バードライフ・インターナショナルのノミネートによるものです。SPNLはレバノンのバードライフパートナーであり、セルハル氏は先日バードライフ・インターナショナルにおいて、自身2度目となるグローバル評議員に選出されたばかりです。

「アサド・セルハルはレバノンの人々と地元の自然を守るために人生を献身してきました。彼は保全活動の成功だけではなく、他者を尊重するという姿勢で、人類と自然との間のバランスをとる保全活動のロールモデルになったのです。」とCEPF のオリビエ・ラングラン事務局長は話します。

2004年、SPNLはレバノンの保全アプローチとして、伝統的慣行である“Hima(ヒマ)”の実践を始めました。1500年前、ヒマはアラブ半島において、自然保護の管理手法を用いながら、経済的利益を保証するというコミュニティ主体型のシステムとして発祥しました。このアプローチはとても快調に進んでおり、2018年までにCEPFが資金を援助しているアンチレバノン山脈のエルフェファ村で設立されたものを含む、21のヒマが設立されました。

「今日、エルフェファ村の羊飼いたちは、牛乳生産のプロセス、受療権、農業省と獣医による公正なフォローアップを保証している”EL-Fekha Small Ruminants Shepherds Cooperative”のしくみを誇りに思っています。その一方で、女性たちはカーペットを再利用して作る手工芸品を楽しんでいます。」とプロジェクトコーディネーターであるパスカル・アブダラ(Pascal Abdullah)は語ります。「さらに、現在利用している主要な水源地とその流域は、地方自治体によって保護されています。」
また、SPNLはレバノン環境フォーラムが率いるコミュニティ主体型のアプローチを用いる団体のネットワークである、CEPF-funded project promoting responsible hunting practices の主な実施パートナーでもあります。

2018年の第5回生物多様性みどり賞は他に国際自然保護連合(IUCN)世界保護地域委員会(WCPA)議長のキャシー・マッキノン氏、マレーシア先端技術産官機構共同議長で前マレーシア首相付科学顧問であるアブドゥル・ハミド・ザクリ氏が受賞しました。

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